2009年7月8日水曜日

タクロウのフェンシング道場

 


 我が体育協会には、すごい人物がいます。

 フェンシング競技のナショナルチーム入りも果たし、シンガポールでプロのコーチとしても活躍した女性アスリート、通称「タクロウ」です。

 何がすごいって、そんな経歴よりも彼女の行動力がとにかく凄まじいのです。一人映画、一人カフェなら凡人レベルですが、彼女は一人焼き肉、一人もんじゃ焼き、一人バイキング、一人海開き(海水浴)は当たり前、さすが世界中を一人で転戦してきただけはあります。そんな彼女のささやかな夢は「カプセルホテルに泊まること」だそうで、「男子専用が多くて泊まれない。」と常々愚痴っています。

 話が脱線しましたが…
 私は、体協のコーディネーターという立場として、徳島のスポーツの振興・競技力向上に貢献するためにも、まずは自分で各競技の魅力や現状、今後の課題を知りたいと思っていたので、早速フェンシングの魅力を探りにカヌーの長尾師匠とともに体験してきました。

 オリンピック銀メダリストの太田選手のイメージが強く、爽やかなスポーツかと思いきや、地味にしんどかったです。あの、中腰みたいな恰好がしんどくて太ももがプルプル、顔が引きつりました。きっとあのイケメン太田選手も、マスクを取ったらすっごい不細工な顔で試合をしているのでしょうか?競輪選手並みの大腿筋を持つタクロウに納得です。

  「フェンシングは命がけ。やらなやられる!!ぐらいの気持ちでいかないと負ける。」というタクロウの言葉を思い出し、そして先日カヌーで危険な目に遭わされた恨みを晴らすべく、練習の最後に長尾師匠と試合をしました。

 鷲敷の渦での恨みが先走り、練習で習ったステップも忘れて闘牛ばりに突進しまくってしまいましたが、相手の隙をついて攻撃し、それが決まった時はとても爽快でした。

 タクロウは毎週木曜日(7時半~9時半)、北島サンフラワードームで高校生や一般の方に指導を行い、普及活動を行っています。トップレベルの選手に直接指導を受けられるなんて、マイナースポーツならでは。また、日本人がオリンピックで活躍できる種目でもあり、誰でも安全にできるスポーツなので、興味のある方は、徳島県体育協会にご連絡ください。

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