2009年10月2日金曜日

いざ出陣!

 ご無沙汰です。国体のため、新潟県三条市に来ています。
 明日はいよいよ1500mの試合です。今日はあいにくの雨ですが、増水しないかハラハラしています。でも、普通の流れより、大荒れになった方が棚ぼたがありそうなので、風とかびゅんびゅん吹けばいいのにと密かに思っております。というのも、新艇とボロい愛艇どっちを使うか迷った挙句、乗りなれたボロでいくことにしたんです。検艇2キロオーバーでクリアしたぐらいだから、軍艦みたいにどっしりしてて、風にはめっぽう強いんです!他の選手は全員軽くてステキな艇に乗っているので、少し不安は残りますが、ボロで勝てたらかっこいいでしょ?!だから愛艇で頑張ります。

 新潟のコースは細くて長くて、ダムを放流して行うのでやたらと流れています。
 最後に4段、落ち込みがある勾配のきつい瀬があるんですが、鷲敷のトドロの瀬で特訓したので、あんまり怖くはないです。とは言うものの、公式練習では一度撃沈してしまいました。一段目を下ったところで沈したんですが、私は水中で「よし。今こそロールの見せどころ!でも瀬の落ち込みが激しいから4段目まで流れ落ちたらロールしよう。」と意外に冷静で、しかも流される間息がもたないので2、3度顔だけ出して息継ぎまでしていました。で、身体を岩に打ちつけられながらも4段目まで流れ落ち、「よし。ロール!」と思いきや・・・。救助隊の人たちがロールするスペースもないくらい駆けつけてくれて、しかもそれでもしつこく脱艇しようとしない私を見かねて「大丈夫ですか?脱艇してもいいですよ。」なんて声までかけていただき、結局練習したロールを披露することなく救助されてしまいました。どうやら沈したくせに脱艇せずに、どんぶらこどんぶらこ流れてきたので、水飲んで死んだんちゃうかと心配されていたようです。(女子選手はワイルド艇でロールできる人が少なく、大体沈したらすぐ脱艇するそうです。)

 Y監督や長尾師匠には「息継ぎする暇があるならその時にロールしろよ。」と突っ込まれました。でもY監督、沈した状態で顔だけ出して息継ぎする妙技に感心していました。
 さて、そんなこんなで公式練習では艇ぶっ壊しまくりで、Y監督には艇修理とかお世話になりっぱなしです。監督ではなく、もはや艇修理のおっさんになっています。選手より大変です。本当にすいません。 
 他県の選手も艇修理にせっせと励んでおり、試合会場なのに修理工場みたいになっているところはワイルド競技ならでは、結構笑える光景です。(と言いつつ、ぶっ壊しては焦っています。)

 とにかく明日は、支えてくれた多くの人に恩返しができるよう、悔いのないよう精一杯頑張ってきます。
 棚ボタ・チャチャチャ!!棚ボタ・チャチャチャ!!

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