2010年7月7日水曜日

どこでも出張カヌー教室

 昨日は、徳島育ち競技力向上プロジェクト「どこでも出張カヌー教室」に行ってきました。場所は、県南の海部郡美波町。前回(前回の様子はこちら)行った時はプールでの指導でしたが、今回はなんと田井ノ浜海水浴場脇の水路(写真手前)で行いました。
 
 参加者は地元、由岐小学校の高学年21人。県体協から競技力向上コーディネーターの私、県カヌー協会からはMちゃん、そして元オリンピック選手(カナディアンシングル)の持田さんの3人で指導しました。B&G財団の職員である持田さんは、午後の“水プロ”という授業の講師として東京から来ていたのですが、Mちゃんが午前中のカヌー教室を手伝うよう事前に口説き落としていたようです。

 子ども達の前での自己紹介はMちゃんが仕切ってくれました。
 「こっちが持田さんでーす。前にも持田さんに教えてもらったことある人いるよね。何に出た人か覚えてる?」
 子ども達は口々に「水泳選手やろ?」「ワールドカップ!」とトンチンカンな答えを連発。中には「WBC」とすごくシーズン外れな答えも(笑)。誰も覚えてないのかよ・・・。
 そこでMちゃん、「持田さんはカヌーでアテネオリンピックに出たんですよ!」ってはりきって紹介したのはいいんですが・・・。

 持田さんボソッと一言。「アテネじゃなくて、アトランタ。」って。

 「Mちゃんも覚えてないのかよっ!」と思わず突っ込みそうになりました(笑)。

 失礼な自己紹介も無事終わり、子ども達は早速カヌーに挑戦。スラローム艇やワイルド艇にも挑戦してもらいました。ワイルド艇はバランスが悪いので、みんな数秒で沈していましたが、どうやらそれがすごく楽しかったようで、大はしゃぎでした。子ども達の笑顔を見て、「真剣に漕ぐと楽しくないで。苦しいだけや。」とは口が裂けても言えないなと思いました(笑)。
 でも、子ども達が純粋にカヌーを楽しむ様子を見て、競技としてやっていく上でも、楽しむことって本当に大切だなぁと感じました。楽しくないと長続きしないし上達もしない。私も初心に戻って、思うように漕げなくても、なかなか上達しなくても、水を飲んで死にそうになっても、焦ることなく子ども達のように楽しんでやっていこうと思います。

 それにしても、男の子の落ち着きのなさは何なんでしょう?よく、女性の方が精神年齢が高いと言いますが、男の子は焦って乗りこむから、漕ぐまでもなく“乗る瞬間沈”を連発。ほらほら、バランスが悪いから、ちゃんと乗らないと沈するよって言ったでしょ!!女の子は落ち着いていて、ちゃんと座ってから漕ぐので長い間乗っていられます。やっぱり女の子はいつの時代もしっかり者!!男の子達が嫁の尻にひかれる将来が目に浮かぶわ(笑)。頑張れ男子諸君!!

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