2009年11月30日月曜日

これで私もロールマスター?

 私のカナディアンデビュー第2戦であり、私にとって今年最後の試合になる『EXCITING AUTUMN IN WAJIKI 2009』が日曜日に開催されました。名前のとおり、いつも練習している鷲敷ライン(那賀川)が会場です。この大会、例年は徳島の草大会!って感じでこじんまり行っていたそうですが、行ってビックリ。「私、参加する大会間違えました?」ってくらいすごい人たち(↑写真は北京オリンピック代表選手)が来ていました。でも、普段の練習では見かけないけど、この大会になるとどこからともなく湧いてくる選手(失礼!)も気軽に参加できるのがこの大会のいいところ。私も完漕、あわよくばノーミスでレースを終えることを目標に頑張ったのですが・・・。

 ちなみにこの大会、私の練習日誌によると、たまたまですが『カナディアン練習日数30日目にして出場』という節目の大会だったんです。私のデビュー戦『桃太郎杯』からちょうど20日間練習したことになります。この20日間でどれだけ自分が成長したかが見れる絶好の機会。ちょっとワクワクしながらの参戦でした。
 試合前日、会場設営をした後にコース練習をしました。水量はそこそこ。今までの恐怖体験時の流れに比べたら余裕のよっちゃん。アップゲートで流されても漕ぎのぼれたし、一か所難しいところがあるけれど、それ以外は試合でも確実に通過できそうな予感。前向きでしょ?いつもそうなんですが、過去の体験よりマシそうかかどうかで、その日のへっぴり腰度合いとマイナス思考度合いが決まってきます。この日は一度も沈しなかったのが自信にもなって、結構前向きになれました☆ちなみに基準になる恐怖体験とは、、、

【その1】 6月、カヌー経験3日目にして勢いだけで参戦してしまった四国選手権(高知県)。ダム放流でザップンザップン。勢いだけでは乗り切れないこともあると実感した瞬間であり、長尾師匠の軽い誘いにはのってはいけないと悟った日でもあります。

【その2】 ワイルド艇で巻き込まれた渦。本気で死ぬかと思いましたが、自分の生命力の強さを実感しました。長尾師匠の「大丈夫」というささやきで痛い目に合った日でもあります。

【その3】 上司が私にお菓子をくれた時に浴びる、タクローからの熱い眼差し。これが私にとって一番の恐怖です。もらった瞬間必ず、「えっ?何もらったん??」と言って、いつの間にやら私の横に瞬間移動しています。そして池のコイのように口をあけて待っています。先日も「い~な。なんでヒトミさんだけもらえるん。」ってひがんでいたので、上司が「これで許してもらえるかなぁ~。」 とおかきの袋を渡していました。タクローの熱い眼差しは恐喝を意味します。もらった物は全部奪われます。これほど怖いものはない。

 さて、試合の結果ですが、また残念なことになりました。1本目は練習では普通に通れていたゲートをまさかの不通過。次こそはと意気込んだ2本目は残り2ゲートでまさかの沈!!国体のフラッシュバックか?と思われるこの光景。でもね、ここからが以前の私と違うんです。ロールでクルッっと起き上がったんです!!ゴール直前の一番観客の多いところで見せちゃったので、石川遼がパットを決めた時みたいに「お~っ!!」なんて歓喜が沸いていました。嬉しいのやら恥ずかしいのやら・・・。不意に沈したらロールできなかった私を知っている徳島県選手は、感激のあまり拍手までしてくれていました(笑)結局、その時に残り2ゲートを不通過してしまって、残念な結果となりました。

 残念ながらデビュー戦以降20日間の練習の成果を見せることはできませんでした。見せたのは不意に沈してロールができるようになったことだけ。これも進歩と言えば進歩ですが、別の部分での成長を自分で見てみたかったです。やはりノーミスでレースを終えたかったですが、これもまだまだ努力不足、経験不足ってことですよね。来年は笑えるように、冬場もしっかり練習したいと思います。

 今回の試合では、長尾師匠の北京オリンピックカナディアンペアの漕ぎっぷりもナマで見ることができました。普段はシングルに乗っているので、一緒に練習している私でもなかなか見れないんですよ!!普段ほめたことのない私ですが、この日ばかりは「長尾師匠カッコいい。」と思いました。と言っても、長尾師匠後ろに乗っているので、あんまり顔見えないんですよ。ビジュアル的にカッコよく見えたのは前に乗ってる相方の三馬さんのおかげかな・・・。
試合の様子(動画)↓

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