2009年11月4日水曜日

イチブンノイチ

 週末に桃太郎杯に行ってきました。長尾師匠も弟子の漕げなさっぷりを冷やかしに、そしてあわよくば沈した時の落武者顔を拝みにと、私について来てくれました。

 私の道案内で岡山に向かったのですが、長尾師匠はどうも迷子癖のある私を信用していないようで、「ホントに大丈夫ですか?ナビ通りに行きましょうよぉ。」とナビを無視して裏ルートをいこうとする私に何度も問いかけ、小動物のように怯え続けていました。でも私だってやる時はやるのです!しっかり予習をしたので迷うことなく到着しました裏ルートで。スバラシイ。

 会場に着いてびっくりしたのが参加者の数とその年齢。これでも例年よりは少なくなったそうですが、100人程いました。小学生やシニア、障害者など、この大会は誰でも気軽に参加できる大会とあって、カヌー愛好家の人達が多数参加されていました。河川敷の駐車場にはテントがいくつも設営されていて、キャンプ(野宿)をしつつカヌーも楽しむといったスタイルで、みなさんアウトドアスポーツを楽しんでおられました。
 ちなみに私は格安ビジネスホテルに宿泊。部屋が狭すぎて冷蔵庫の扉がほとんど開かなかったこと(←どうやって使うんだ?)、オートロックの鍵に見事に締め出されてしまったこと(←お決まりのように毎回やってしまう。)、サウナはあるが水風呂がなくて体温の上昇を食い止められなかったこと(阪神の金本がやってる火の前の荒修行かっ?!)以外は問題なく快適に過ごせました。ホテルの無料夜ごはんはレトルトであることを堂々と見せつけて調理していましたが・・・、あまりの惜しみないオープンさに笑ってしまいました。ちょっとくらい隠してよ(笑)。でも、普通においしかったです。

 さて、試合当日は朝の6時から7時が公式練習。って早すぎっ!!私たちも無料朝食を食べる暇もなくホテルを出発し(結構気に入ってたのになぁ、レトルトの味。)、ゲートがどこにあるかも見えない暗闇で乗艇準備。「何が嬉しくてこんな夜明け前から・・・。」とカヌーを浮かべる自分に疑問を持ちつつ、「夜練だと思えばいいんですよ。」と師匠に言われて「あっ、そっかぁ!」と意味不明な納得をして練習開始。そして朝9時前にはレース1本目を漕ぎ終えていました。桃太郎杯名物、驚異のタイムスケジュールです。

  さて、試合の結果ですが、優勝しました☆というか、カナディアン女子1人だったんで当たり前なんですが、ハッハッハ。でも、沈せず、不通過せず完漕することができました☆瀬もなくさらさら~って流れているだけだし、パドルが刺さるぐらい浅かったので、これまた当たり前なんですが・・・。でもホッとしています。試合前、長尾師匠から優し~い眼差しで「不通過したら連れて帰りません。」と言い放たれていたので。そして私は見逃しませんでした、その奥にある冷たい視線を。だから全部通過できて何よりでした。

 しかし、課題だらけで手放しでは喜んでいられません。一緒に参戦した徳島県勢(カヤック)の中ではビリでした。いざ試合となると、練習で教えてもらった動きなんて全くできなくて・・・、それはつまりまだ身についていないということですよね。自然と身体が動くようになるぐらい反復練習が必要です。
 特に最近冷え込みがきつくて、モチベーションを維持するのも大変なんですが、11月末には今年最後の大会となるはずの徳島のローカル大会があります。だからそれに向けて頑張らなくてわっ!!

 私が勝手にライバル視している那賀高校一年生カナディアン。私がワイルドの練習に没頭している隙にぐんぐん上達し、激流でも完漕できるほどになっているそうです。(私はまだまだ川に出れません。)しかもこの男の子、実は私見たこともなくって、これまた想像というか、お得意の妄想で何の根拠もなく「色白、ぽっちゃり系、運動経験・やる気共になし。好きな食べ物カレー。冬は練習をせずに冬眠するはず。」と勝手に決めつけていたのですが(ゴメン)、聞くところによると結構いいガタイをしていて、やる気も満々だとか。そんなできる子だったとは・・・って「ライバル視する前にどんな子かリサーチしとけ!」ですって?まあ、とにかく、はやくこの差を縮めなくてはと焦ってしまいますが、焦らずまずは静水でまともに漕げるように、教えられたことを一つずつ自分のものにしていきたいと思います。
 あ~、ライバルのハードル高そうだから別の人に変えよっかな~。やる気のない人大募集(笑)

↑優勝してゲットした賞品。タクローが言うように、ローカルな大会とかの方が素敵な賞品をいっぱいくれるんですね。1つで900g以上もある巨大な高級梨でした。

↑ここが試合会場。沈しようのない川でしょ?浅すぎてパドルがガツガツ底にあたるので、また折れないかとビビりながら漕ぎました。

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