2010年3月1日月曜日

社長になるな

 週末の那賀川はとっても増水していました。観測所の情報によると、60〜70cm程水位が上がったとか。

 土曜日は長尾師匠と主婦のワダさんと3人で、那賀高校の前にゲートをはって練習しました。
 私よりベテランのワダさんも、こんな水量で川に出たことはないらしく、かなりビビり気味。私の口から『今日はやめましょう!』発言を誘発しようと、「ほんまに川で乗るの?」「ゲートはれるん?」と何度も何度も尋ねてきました。でも頑張り屋のワダさん、自分から『やめよう』とは絶対言い出しません。そう、ワダさんはいつもマイナス思考発言を浴びせてきて、私の弱い心に揺さぶりをかけてくるのです!!でも、土曜の私は何故かプラス思考で、そんな手には引っかかりませんでした。「今日は暖かいから沈しても大丈夫ですよ。」とワダさんを励まし、結局川に出ることになりました。
 川はとっても勢いがあり、ボイル(下から湧き出ている)や小さい渦ができていたり、船酔いしそうなくらいウネウネしていました。(写真↑ではいまいち凄さが伝わりませんが。)おかげ様で、撃沈しまくり。普段沈しないワダさんも、私につられて沈していました。ワダさんは4回沈し、寒さのあまり途中リタイア。そんなワダさんに「えっ?寒いんですか?今日なんか常夏ですよ。ワイハ(ハワイ)ですよ、ワイハ!!」と意味不明なエールを送る私は、なんと倍の8回も沈していたのです。一回の練習でこんなに沈したのは初めてだと思います。でもロールが百発百中、脱艇することなく練習を終えることができました。

 日曜日は川下り。水ノ花の瀬からスタートし、那賀高校前まで下りました。水ノ花の瀬と言えば、以前雪の降る日に川下りをし、開始5分で撃沈した嫌な思い出のある場所。
 でも、この日の私は違っていました。土曜の練習で散々沈したけれど、全部ロールで起きあがってこれたので、沈しても怖くないという思いが芽生え、果敢に攻めることができました。
 私の悪い癖は、ビビって社長座り(後傾)になること。長尾師匠にいつも注意されています。後傾になると艇先が浮いてボートがコントロールできなくなるんですね。なので、「社長(後傾)になるな。私は平社員だから前傾。おまけに関係ないけど臨時職員。」とブツブツ唱え、おかげで水ノ花の瀬も沈せず下ることができました。
 また、以前は瀬の下のウェーブで遊ぶなんて怖くて見ているだけだったのに、昨日はみんなと同じようにウェーブに入ってみたり、色んな事に挑戦しました。上手くウェーブに乗れませんでしたが、トライできるようになっただけでも進歩ですよね?!

 なんだか昨日は、できるようになったこと、まだできないことの両方を感じることができ、とても充実した1日でした。

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