2010年3月10日水曜日

体協卒業式

 昨日はとっても特別な日でした。長尾師匠の送別会があったのです。長尾師匠は今月退職し、家庭科の先生になるため、実家のある横浜に帰ります。スポーツ万能な師匠が体育じゃないのが驚きですが、どうやら乙女チックな裁縫とかもできるそうです。個人的に雇いたいわ。もしくは料理のできない旦那とチェンジ(笑)。

 長尾師匠とタクローと私の3人は、競技力向上のためのコーディネーターとして、昨年6月から体育協会で働き始めました。想えば入社早々長尾師匠に「背中広くないですか?」と指摘され、書類を手渡す際、タクローから「うで、太っ!?」って驚かれ、「10年前にカヌースプリント競技をしていたせいだ。」と言ったところ、「じゃあスラロームをしませんか?」と誘われて、出会って3日目にして何故かカヌーに乗ることになり、練習開始3日目にしていきなり大会デビュー。ルールも分からないのに高知県の激流にぶち込まれたんですよね・・・。その後すぐさま師匠共々、国体の為にワイルド競技に転向し、新町川で毎日10km前後の漕ぎこみ。国体が終わってからは、本格的にスラローム競技の練習を開始、つきっきりで教えてくれました。

 出会ってたったの9カ月、本当にあっという間でしたが、とっても濃い9カ月でした。一緒に仕事して、カヌーして、柔道して・・・、会わない日がないくらい毎日一緒にいたんです。旦那より一緒にいる時間が長く、顔も見飽きてきた頃ですが、おっさん&ヨゴレ芸人キャラの私、食いしん坊キャラのタクロー、そして短足キャラというか短足の長尾師匠、うまくキャラ分担し、均衡がとれていただけに、いなくなるのは残念です。短足は誰も真似できないよぉ(笑)。
 ってのは冗談で、本当に寂しいです。しかしながら、師匠が新しい一歩を踏み出すことはとても悦ばしく、新天地での活躍を祈り、心から応援しています。そして、残された私は師匠に負けないくらい、頑張らないとダメですね!!
 
 とは言うものの、不安は尽きません。技術や経験を活かし、一流選手が後進の育成に取り組むことは当然という意見もあると思いますが、長尾師匠は現役でありながら、しかも一般的には今さら無理だろうと思われる32歳に、自分の時間を犠牲にして本当に熱心に指導してくれました。ここまで人のためにやってあげられる人はなかなかいないと思います。それだけに、今後の練習に不安を覚えるのですが、徳島県はカナディアン王国!一緒に夜練をしてくれている選手達がいます。今までのようにはいかなくても、受け身ではなく、自分からどんどん教えを請いにいこうと思います。そして、何年先になるか分かりませんが、試合会場で出会った時には見違えるほど強くなっていたいです。
  ↑記念に大量のパンツを贈呈され、ご満悦の長尾師匠。『激臭』が一番気に入ったようです。

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