2010年2月26日金曜日

何事もノリと勢い

 今週はとっても暖かいですね。昨日は鷲敷の川で練習したのですが、沈しても平気でした。全然寒くない☆ロールも失敗しなくなったし、起き上がるのも素早くなってきました。だから流れに対する恐怖心も少しずつとれてきました。

 スラロームは激流の中のゲートを順番に通過していく競技。ボートコントロールができないと話になりません。そして、今の私は話にならないレベルです。
 そこで昨日は、ウェーブ(波)を利用して漕ぎのぼる練習をしました。これが本当に難しい。水の力はすごくって、パワーだけでは上流に漕ぎのぼれないんです。また、上手くウェーブにのらないと、艇先が下を向いてしまって、一気に下流に流されてしまうんです。

 長尾師匠が見本を見せたり、口で説明したり、一生懸命教えてくれるのですが、言われたことが一つもできなくて、イライライライラ・・・。でも、何度もチャレンジして、一度だけ漕ぎのぼることができました☆もちろん、ウェーブなんか全く無視。パワーと根性で無理矢理。それでものぼれるようになっただけ進歩ですよね?!長尾師匠は産卵期の鮭のように簡単に漕ぎのぼるのですが、それは流れを利用できているから。私も無駄な体力を使わないでのぼれるようになりたいです。

 さて、先日、以前勤めていた職場の上司から一通のメールが届きました。『待ちに待った綱引大会のお知らせです。・・・・綱を引きに来てください。』って、全然待ちに待ってないんですけどぉ~?!
 でも、フットワークの軽さが取り柄の私。高田純次ばりの適当さで有名な私のことです。もちろん答えはyesです。というわけで、マラソンだけでは飽き足らず、またまた勢いだけで『Tug of War』に挑戦することになりました。

 そして、私だけではありません。長尾師匠にタクロー、体協コーディネーターはノリと勢いだけで生きる生物。なのでもちろん彼らも参戦です。北京オリンピック代表の長尾師匠、フェンシング元ナショナルチームのタクロー。他にも現役自衛隊、元国体選手のラガーマン、そしてエプロンが誰よりも似合う主婦の私。あてにしていた元力士が参加できないことと、ヒョロヒョロの男子(タクローの知人)が加わってしまったことを除けば、なかなかのメンバーだと思います。でも、ヒョロヒョロの男子は意外にも私たちの助けになりそうです。彼は私たち体育バカとは違って超高学歴なのです。ID綱引ができるじゃないですか!!頼むよヒョロヒョロ君!!

 決戦の日は3月7日。私が以前勤めていた体育館が主催する『ASPFスマイルカップ綱引選手権大会』(兵庫県尼崎市)です。

 いつものことですが、体協コーディネーターは勝負事は何でも命がけで取り組みます。みんなド素人のくせに、綱引がどんなものか見たこともないくせに、恐れ多くもマジで優勝狙っています。(←勝負事になるとマイナス思考な私。心の中では『1勝できたらいいかな・・・』と思っていますが、みんなの前では言えません。)
 とにかく、ぶっつけ本番で優勝目指して頑張ろうと思います。

 オリンピックは当然ウエアをきて応援でしょ!?先日、長尾師匠に貸したのですが、Sサイズの私のズボン、ピッタリだったそうです。身長20cmも違うのにフシギダナ~。

2010年2月24日水曜日

負けるな!!

 日曜日にフルマラソンを走ったせいで、未だに筋肉痛を引きずっています。
 弟子の私がマラソンで地獄を味わっている最中、長尾師匠はのんきに旅行に出かけていたそうです。師匠のくせに・・・。同じ苦しみを味わってこそ師匠。来年は勝手にエントリーしといてやろうと思います。
 でも、お土産を買ってきてくれました。「これで旦那さんのご飯でもよそってあげてください。」って、デカすぎじゃないかい?こんなもんでよそってたら食費なんぼあっても足りんわっ!!
 『負けるな仁美!!』いい言葉ですね。自分に負けないよう、これからも精進して参ります。
 これをくれた師匠はと言うと、またもや体調不良。すでに病気に負けております。年始からことごとく病気になっているので、マスク姿も違和感なく、むしろ似合ってきています。『お前が負けるな!!(この軟弱ヤロー!!)』と書いて返してあげたいくらいです。

 おかげで体協事務所は風邪が蔓延していて、無敵のタクローまでもが風邪気味です。夜釣りに出かけて身体が冷えたみたいですが、食いしん坊だから夜中にお腹が減ってきて、それで魚を獲りにいったんだと思います。『釣り』じゃなくて、クジラみたいに口を大っきく開けて泳ぎ回ったんだと思います。それで風邪ひいたんですね、多分(笑)。

 そんなわけで只今、事務所は病人パラダイス。にも関わらず、私は何故か元気モリモリです。『アホは風邪ひかん』と言いますが、ひいてるのに気づかないアホもいるそうです。私はどっちだろう・・・。どっちにしろ『アホ』は確定?

 さて、今日は某テレビ局から「ブログを見た。」って電話がかかってきました。アホなことばっかり書いているのでクレームの電話かと思ってちょっと焦りましたが、色々とカヌーについて質問を受け、最後に「なぜ頑張れるのか?」「目標は?」と聞かれました。色々な想いがあって一言では上手く説明できませんでした。まだカヌーを始めたばっかりなので、マスコミ受けしそうな『日本一目指してます』的なおっきなことも言えませんでした。なので、きっと取材はボツでしょう(笑)。

 でも、遊びじゃないです。それだけは断言できます。楽しむという理由だけで、毎日40~50km先にある鷲敷まで通えません。色々な時間を犠牲にしています。家族にも迷惑をかけています。師匠だって真剣に教えてくれる。だからやるからには本気です。目指しているのは“高み“です。周囲よりひとつ高いトコロ。先は長いけど・・・。

 最近のマイブーム。SEAMOの『Continue』という曲。なぜ頑張り続けるのか?なぜいい歳ぶっこいて今さら挑戦するのか?私の気持ちを全部代弁してくれています。そして自分を励ましてくれる、そんな曲です。
 ついでに『MOTHER』も好きです。自分のおかんとダブって、ジ~ンとくる曲です。『朝7時に起こすよう頼んでおきながら、起こしにきたら寝ぼけて「うるせぇ」と言ってしまう』くだりとか、学生時代の自分と同じ。私の場合は怒鳴った後、さらに二度寝して「もぅ。なんで起こしてくれへんかったん?!」と逆切れしていたような・・・。
 

2010年2月22日月曜日

祝☆フルマラソン完走

   なんとなんと、昨日は徳島県海陽町で開催された、究極の清流海部川風流(フル)マラソン、走ってきましたーっ☆

 気が向いた時に10キロ程のラントレをしているのはブログでも報告していたと思います。当初から、飽き症なのでそのうちラントレも辞めてしまうと悟っていました。そこで、目標をつくったら継続するだろうと考えたわけです。で、勢いでフルマラソンにエントリーしてしまったんですね。ホント、勢いだけで・・・。完走出来る自信がこれっぽっちもなかったので極秘にしておりました。

 12月、1月と張り切って走りまくっていたのですが、2月には早くも走ることに飽きてしまい・・・、なんと2月は2回ほど走っただけ。どんだけ飽き症やねん!!目標を設定した意味nothing!!
 この練習量、非常にヤバい。しかも、纏足(てんそく)ばりに just size なシューズは、履いた瞬間から痺れてくるのに、カヌーばっかりしていたせいで買いかえる暇もなく・・・。
 それでも、参加料を無駄にはするまいという貧乏人根性に後押しされ、歩いてゴールしたらいいやと気楽に参加してきました。これぞ日本人に足りないハングリー精神ですっ!!

 私は限りなく最後尾のファンランナー集団、Fブロックからのスタートでした。西宮戎の福男のような熾烈な場所取りがあるのかと思っていたので拍子抜けしましたが、アミノバリューとヴァームの合わせ技で気休めを行い、いざ出陣。

 スタートから5km程でCブロックの人達に追いつき、その後も調子よく6分/kmペースで走っていきました。沿道の小学生達とハイタッチを交わしたり、給水所のドリンクを走りながら飲んだり、『やってみたかったこと』ができて大満足。「あとはラストスパートでサングラスを投げ捨てるだけやな。」とか、「谷口選手の名言『靴、脱げちゃいました。』も言ってみたいな。」とか、余裕のあるうちは色々と考えておりました。

 妄想しているとあっという間に13kmを過ぎ、早くも未知の領域に突入。このコースはアップダウンが激しくて17km付近から気持ちが折れてきました。それでもなんとか踏ん張り、20kmを2時間足らずで走ったのですが、その後ズルズルと失速。「これか?!」と思いました。普通30km過ぎで来るといわれる山場が、練習不足の私に早くも襲いかかってきました。

 ここから地獄の始まり。もう、景色を楽しむ余裕もなく、給水所を出た途端、次の給水所が何km先か気になるくらい。僅かな楽しみはエイドを補給すること。金柑甘露煮・チョコ・パン・氷砂糖・塩・梅干し・レモン・地鶏卵スープ・ういろう。食いしん坊の私は次々と補給し続けてしまい、スパッツのゴムが腹に食い込むのを感じ出しました。「苦しい・・。」もうこうなったら、今流行りの腰パンです。日本代表じゃあるまいし、誰にも文句は言わせない!!スパッツの上に腹肉がのるようにずらしちゃいました(笑)。食べ過ぎたのは「反省してま~す♡」 

 ペース配分を全く分っていなかった私。半分を過ぎてから筋疲労が激しくて、足がもげそうでした。何度も立ち止まってストレッチ。前を伸ばせば後ろが攣るし、どうしようもなかったです。もうラスト10kmが長くて痛くて、走りたくても足が前に出ない。目標は5時間だったので歩いてもよかったのですが、フツフツと込み上げてくるものがあり、歩くより遅いスピードでも走ろうと決心、なんとか完走しました。
 結果はネットタイム4時間32分30秒でした。もう少し頑張ってたら30分切れたので悔しいです。途中苦しすぎて、エントリーしたことを後悔しましたが、走り終わった時は達成感でいっぱいで、挑戦して良かったと思いました。こんなに自分を追い込んだことがない。終わった瞬間、気が抜けて節々が痛みだし、生まれたての子羊みたいにヨロヨロになり立てませんでした。 勢いだけで参加してはダメだと実感。せめてハーフは走っておくべきだと思いました。

 沿道では阿波踊りや和太鼓のパフォーマンス、学校ぐるみで旗を振って応援してくれる生徒達、42.195kmどこを走っていても住民総出で応援してくれていて、すごく元気づけられる、そして心温まる大会でした。お米やマグロの煮物?などの地産商品やTシャツなど、参加賞も盛り沢山!!おすすめの大会です☆
↑ゴールした後にいただいた伊勢エビの味噌汁も最高!!

2010年2月18日木曜日

ローマは一日にしてならず

 実は火曜日、長尾師匠と柔道の稽古に出かけた時に捻挫をしてしまいました。最近カヌーの合間に旦那のいる道場にお邪魔しているんです。長尾師匠はカヌー選手なのに、柔道も1~2年程たしなんでいて既に黒帯!!私は高校時代柔道部。道場は私以外は全員男子、まさに男祭り!!あれ?今どこかから、『お前も男やろ。』っていう声が聞こえたような・・・。とにかく、男子相手に頑張っています。

 乱取り4分×8本とか、休憩なしでやるのでいいトレーニングになります。と言っても、私は長尾師匠、いや弟子の長尾の対戦相手を見つけてあげることを口実に、休み休みやってます。しかも、頼まれてもないのに、勝手に相手を見つけてくるので、長尾はかなり迷惑そうにしています(笑)。たまに、視線がコワいです。でも長尾、いや弟子の長尾は、文句ひとつ言わず、いや文句を言う暇もなく、私があてがった相手と休みなく対戦していきます。さすがはオリンピック選手、体力がすごいんです。道場の人たちも、長尾のへこたれない不屈の精神に感心していました。うちの旦那も、「飲みこみがはやい。ちょっとアドバイスしたらすぐに修正できている。」と絶賛していました。

 よぉ~し!弟子の長尾、次は柔道でロンドンオリンピックを目指すかっ?
 関西圏に移り住んで、足が短いことを自虐ネタにして笑いをとることを覚えた長尾。普通にズボンを履いていても腰履きと勘違いされたと言っていましたが、くれぐれもオリンピック移動時のユニフォームは、ハイウエストでお願いします。
 
 さて、水曜日は柔道で捻挫した翌日にもかかわらずカヌー夜練の日。足首の靭帯伸びまくりのお姉さん座りで乗るカヌーは、拷問のようにきつかったです。
 ちなみに、もちろんですがカヌーでは長尾ではなく、長尾師匠サマサマです。いやゴッド長尾です。

 柔道では長尾さんが、「どうやったらいいかわからない。」と悩んでいましたが、カヌーでは私が悩んでいます。お互いそれぞれの競技で、自分にもどかしさを感じています。そんな長尾さんを見て、自分と状況が一緒でちょっとおかしく感じました。頭でわかった気がしても、そんなすぐに身体がイメージ通り動いてくれるわけもなく・・・。やっぱり基本練習、反復練習ですねっ!!一緒に頑張りたいと思います。

 今日のグルメは、愛媛県と徳島県と高知県の県境、お茶の名産地の新宮にある霧の森キャンプ場で売ってる『霧の森大福』。ちまたで有名なスイーツです。抹茶がまぶしてあって上品な味。おいしかった~。

2010年2月16日火曜日

ニッポンチャチャチャ

 先日冬季オリンピックが開幕しました。おかげ様で寝不足気味な毎日が続いております。

 それにしても素人には真似できない競技ばかりですね。
 フィギアスケートペアは優雅というよりアクロバティック。相方を担いだり投げたり、男性はスケートと言うより筋トレ。モーグルもコブコブな上に超急斜面!!ジャンプ競技は落下競技と名前を変えてもらいたい。フランス語で「木ゾリ」を意味するリュージュなんて、やってることは命懸け。アイスホッケーは痛々しいし、複合とか距離は見ているこっちが苦しくなります。
 
 オリンピック選手でさえ失敗することがあります。試合で転倒する選手を見ると、自分のことのように辛くなります。どこでもドアで現地に駆け付け、傷をなめ合いたくなります。「私も国体入賞目前、ゴール手前で撃沈したよ。」って(笑)。でも、金メダリストは大舞台でも練習通りかそれ以上の実力を発揮できた人。技術・メンタル共に世界1の人。多少運もあるかもしれないけれど、やっぱりナンバーワンになる人は、どんな状況でも常に安定した試合運びができる人なんだと思いました。

 バンクーバーと日本の気温に大差はないようです。カナダではみんな暖かそうな服を着ているのに、私はというと相変わらず薄着でカヌーです。今日は代休をもらって朝練してから出勤しました。せっかく鷲敷に行ったのに、強風が吹き荒れ、ポルターガイスト(昔流行ったホラー映画)の家具がビュッーって動くやつみたいに、ゲートがビュッーって吹き飛ばされて、あんまり練習になりませんでした。だって垂直にぶら下がるべきゲートが、こいのぼりの吹き流しみたいになってたもん。
 まぁ、過去に一度経験した、風沈(風にあおられ沈する)をしなかっただけでも良しとしましょう。

 今日の写真は、日曜日に鷲敷の川で練習した時のものです。私よりも随分と若いカヌー仲間が、練習後のひとときを楽しんでいます。

2010年2月15日月曜日

どこでも出張落武者顔

 金曜日は夜練の日。夜の気温は低く、風が吹くとさらに寒く感じます。いつもそうなんですが、行くまではやる気満々。でも、到着して車から出た瞬間、『ムリ。凍死する。』と気持ちが折れてしまいます。だって車内との温度差が・・・。最近は、「めっちゃ寒いで。ホンマに乗るん?」が口癖になってきました。でも、そんな女子っぽい発言に全く耳を傾けてくれないのがうちの師匠。「乗りますよ。」とあっさりかわされます。あまりにあっさりかわされるので、「たまには今日は寒いからやめましょうか?とか言えよ。女心の分らん奴め。そんなんじゃ絶対モテへんわ!!」とドSの長尾師匠に強い憎悪すら感じてきました(笑)。おかげ様で、結局練習するんですが、乗ってしまえば寒さもなんのその。練習が終わるときまって『サボらなくてよかった。頑張ってよかった。』と思えるんです。

 夜練は男子ばかりなので、とてもペースが速いんです。なので、私はついていくのに必死のパッチ。後ろがつまってくるので、レストだろうが一所懸命漕がないとダメなんです。それでも遅れ気味ですが・・・。早く、レストで休めるくらいのレベルになりたいです。 ※ 「必死のパッチって何?」って横浜出身のシティーボーイを気取る長尾師匠に聞かれました。共通語と思っていたのでちょっとカルチャーショック。パッチには何の意味もないけど語呂がいいので関西人はこう言います。

 さて、土曜日は競技力向上プロジェクト「どこでも出張カヌー」のため、県南部にある由岐町にでかけました。プールでカヌー体験会です!!ロールも披露しました☆失敗例も見せたら?と提案されましたが、リアルに溺れかねないので、そして落武者顔を見た子どもたちがカヌー恐怖症になってはいけないので、一発目から気合を入れてクルッとやってやりましたよ!!カヌーに興味をもつ子どもたちが増えればいいな♡

↑落武者顔見たさに沈させようと 激突してくる長尾師匠と、それでもカメラ目線な私。長尾師匠、実は落武者顔がお気に入りのようです。
↑これぐらい艇を回せるようになるのが私の目標です。
 
※ 事業報告&写真は体協日誌をご覧ください。

  ↑土曜の午後、珍しくため池練習に参加したMちゃんと、背後霊のように控えめにうつるワダさんと、もっと控えめにうつる?私。

2010年2月12日金曜日

両手に主婦

 昨日は建国記念の日。午前は仕事、午後から鷲敷のため池に行きました。朝からパッとしない天気だったので、長尾師匠は「雨大丈夫かなぁ。」とテンション低め。そんな師匠に喝を入れようと、「今降ってないし、いけるやろ。どうせ濡れるし。」って啖呵を切ってみたところ、「濡れるのはヒトミさんだけでしょっ!」って突っ込まれました。確かに、沈するのは私だけか・・・。しかし、ここは強引に押しきり、結局鷲敷に出かけることに。

 天気予報も『弱雨』ってなっているし、ポツポツ降る程度だと思っていました。ところがどっこい、すっとこどっこい。行く途中、雨が本格的に降りだしてきました。啖呵を切った手前、今さら中止しようと言い出すわけにはいかないので、長尾師匠から『やめましょう!』って言ってこないかな?と期待しながら車を走らせていたのですが、いくら待っても言ってきませんでした。根負けして私から長尾師匠に切り出したところ、あっさり練習決行を言い渡され、結局どしゃ降りの中、主婦のワダさんと3人で練習することになりました。バレンタイン前なのに、長尾師匠、“両手に花”じゃなくて“両手に主婦”ですね♡ 残念!!

 幸い気温は低くはなかったので、集中して練習に取り組むことができました。でも雨でずぶ濡れ。おかげさまで、沈してないのに落武者のようなボサボサ頭になってしまいました。長尾師匠はちょっとオールバック気味になっていて、サラリーマン金太郎の高橋克典みたい、いやいや、どっちかと言うと高橋ジョージみたいに見えてきて、直視できませんでした。

 練習では相変わらず先に肩ばっかりしんどくなって、息が苦しくなるほどに追い込めません。身体を上手く使って漕げるようになりたいです。
 ↑私の好きな食べ物のひとつ。香川県はうどんで有名ですが、骨付き鶏も有名です。写真映り悪いけど・・・、何故だか鶏にご飯つぶがついちまってるけど・・・、とにかく美味しいんですよ!!写真はテイクアウト用の『ひな』と『とりめし』です。『おや』は大人な味。コリコリと歯ごたえがあって、ビールのつまみに最高です☆あ、庶民派主婦なので、もちろん頂き物です(笑)。

2010年2月10日水曜日

旦那の毒舌は愛の危機?

 昨日、記念すべき私のカナディアンデビュー戦、昨年11月に出場した『桃太郎杯』のビデオを、DVDデッキにダビングしました。長尾師匠が撮影してくれたものなんですが、ビデオカメラが古くって(テープに撮るやつ)、パソコンに取り込むコードもないし、どうしたもんかと放置していたのですが、DVDデッキにダビングできることが判明!!というわけで、今さらながら自宅に持ち帰ってダビングしておりました。

 このビデオを見たことがない旦那に私の激闘ぶりをみてもらおうと、洗濯物を干しながら「ちょっと!多分、つぎに私が出てくるから、よう見ときや!!もうすぐ出るで!」なんて、ひとり鼻息を荒くしながらビデオ鑑賞を強要したわけですが、私のレースが始まって数秒後、旦那は下を向いて携帯をカチャカチャいじくりだしました。「ちょっと、何してんの?ちゃんと見ぃや!」って怒ったら、旦那の口から言ってはならない衝撃的発言がっ!!

「だってちょっと見たけど・・・。おもろないもん。」

「えっ?」 

『ナニ言ってるの??このボケナス。』と反撃する前に、さらにかぶせてきました。

「お前、アタマで漕いでるん??」

「・・・。」

 何も言い返せませんでした。カナディアンの練習を始めて10日で出場した大会。洗濯物を干すのをやめて、私もビデオで当時の自分を確認してみました。確かに手の施しようがないくらいヒドイ(笑)。パドルが刺さるほど浅くって、さっら~っと流れているだけの川なのに、何故かフラフラとバランスを崩していたり。こんな川でバランスを崩す方が難しいと思います。さらに、旦那の指摘どおり、エッコラショと漕ぐ度に頭が前後にダッキング。 「ポロッポ~!」って私は鳩かっ?!

「なんか、みんなゆっくり漕ぐんやなぁ~。そういう大会なん?」とまで言われてしまいました。違います。みんな速く漕ぎたいけど、漕げないだけなんですっ!!激流もないし、長尾師匠みたいなハイレベルな人たちが参加していないだけです。これでも私、一生懸命なんです!!

 旦那に見せるんじゃなかったと後悔しました。でも、11月の自分の姿を見て自信が湧いてきました。スプレーカバーを自分でつけれるようになったことと、ロールの完成度が上がってきたこと以外、全然進歩が感じられなかったのですが、当時の自分と今を比較して、やっぱり上達していると感じました。

 まだパソコンに取り込むまでの作業ができていないんですが、そのうちYouTubeにでもアップしようと思っています。アタマで漕ぐ姿、楽しみにしていてください。
↑桃太郎杯に一緒に参加した徳島県選手&応援に来てくれた長尾師匠

2010年2月8日月曜日

毒舌なのも愛の鞭

 土曜日は風が強くてゲートを張れそうにないので、川下りをすることに。

 いつもの練習場所より少し上流の『水の花』の瀬の下からスタートしました。夏に練習をしていた時は、『水の花』の瀬は激流でした。一緒に練習してくれたY監督が、「艇が(垂直に)立った!!」って私より焦っていたほど。私にとっても『とどろ』や『渦』の瀬と同じくらいの恐怖の瀬だったんですが、今では水量がすっかり減ってしまって岩がゴロゴロ。

 そこで瀬の下からスタートすることになり、まずはアップがてら右へ左へ瀬渡りの練習。いつもは顔をこわばらせていたスポット。しかしこの日は「いけるいける!」と余裕たっぷり。だったのですが・・・・・、「えっ?ぎゃあぁ~っ!」開始5分でまさかの沈!!よりによって今シーズン一寒いんじゃないかって日に沈するなんて・・・。雪まで降ってるよ。

 でも奇跡的に流れの中でロールできたんですっ!!私、スゴイッ☆沈した瞬間かなり焦って、自分でもどうやったのか覚えてないんですが、身体は覚えていたようでクルッと起き上がってこれました。って、こんな地味な流れで沈する私はまだまだですね。

 ロールができた私よりもっと凄いのは、救助に来てくれる長尾師匠。めっちゃ早いんです☆ロールができない私が今までの私だったから、多分真冬の川に沈した瞬間、私より師匠の方が焦っていると思います。だからどんなに離れていても、一瞬で駆け付けてくれます。『あたりや』のおばちゃんが大判焼を10個詰めるのよりも、うどん屋『やま』で注文してからうどんが出てくるスピードよりも早いのです。(徳島県民しか分らんか・・・。)

 そうです!長尾師匠は誰よりも頼れるサポートボーイズ、というか付き人(笑)、土曜日まではね。
 次の日の日曜日、『とどろ』で沈したのですが、助けに来る気配はこれっぽっちもなく・・・。土曜日にロールができていたので、「もう大丈夫。」と見切ったのでしょうか?それとも「コイツは生命力が強いから溺れても死なない。」と気づいてしまったのでしょうか?
 結局ロールはできたのですが、「まさか今日も沈すると思わんかったわ。」と言ったら、「え?そうですか?今日も沈すると思ってました。」と返されました。そう、サポートボーイズどころか、最近の師匠はひどいんです。「女は冷え症やから、手がかじかんで痛い。」と言えば、「女の子ぶらないでください。」と一喝され、誤って落としたゲートが一瞬で川底に引きずり込まれるのを見て、「私もここで沈してたらこうなるんかな?」と聞けば、「人は浮くから大丈夫ですよ。あ、でもヒトミさんは筋肉の塊だから沈みますね。ハハハ。」って失礼ぶっこいてくれます。
 私とタクローに言われっぱなしだった師匠がたくましくなってきた証拠ですね。

 ロール成功率も上がってきたことだし、これも全て師匠の愛の鞭だと思って頑張っていきたいと思います。
 
 鷲敷に行く途中、勝浦町の山中で梅が咲いていました。もうすぐ春ですね~。 

2010年2月4日木曜日

一歩、一歩

 先日、健康診断を受けてきました。きちんとした検診は受けたことがなかったので、とてもワクワク。一緒に行った食いしん坊のタクローは、検診後に軽食が出るという噂を聞いてワクワクしていました。

 なんじゃこりゃ??病院につくと、私服を脱いで紙のパンツとシャツを装着!!さらに火曜サスペンス劇場で、ホテルの一室で殺される前の被害者が、風呂上がりに必ずと言っていいほど着ているガウン?を貸与されました。金持ちのマダムの寝巻みたいでなかなか快適でした♡

 苦戦したのが人生初の胃腸検査。バリウムを飲むやつです!!
 なんだか緊張してしまって、飲みこぼしてしまい、手も髪の毛もベトベト。アダモちゃん(島崎俊郎)みたいに唇も真っ白!!
 結果は予想通り健康そのもの。食いしん坊のタクローは食べ過ぎで胃が荒れていると指摘されていました。だってタクロー、検診前日の夜なのに「夜9時以降は食べたらあかんから今のうちに食べとかな。」って言いながら、マクドナルドをむさぼり食ってたもんなぁ~。

 バリウム検査に当初ビビっていたのですが、味がついていておいしかったです。辛いのはその後。バリウムを出す下剤の効果がすごいんです。会社に戻ってからタクローと2人で悶え苦しみました。タクローは間違って予備の下剤まで飲んだそうで、次の日もすぐれない様子。困ったことに、食べれるものは薬だろうが何だろうが、残さず食べちゃう子なんですねー。しかも、「食べたら治る。」という持論に基づき、「お腹が痛い。」と言いながらも、相変わらずお菓子をモリモリ食べ続けています。胃が荒れるのも納得ですね。

 さて、カヌーは寒さに負けず頑張っています。が、物覚えが悪く、全く進歩しません。でも、カヌーを始めた昨年6月の写真を見てふと思いました。

 私、進歩しています♡最初はスプレーカバーも自分でつけれなかったんだ。今はひとりでできます!
ロールだって、落武者みたいな髪型になっても、

またある時は、こんな変な髪型になっても、

そんな変な生物をひと目見ようとギャラリーができても、
人目をはばからず、女を捨ててロールの練習に励んだので、今ではすっかりロールの達人!!(でも未だに静水限定)  とまあ、日々、ビミョ~に進歩しているようです。目を見張るほどのスピードで上達しないので、自分自身がもどかしいですが、夏に向けてこれからもコツコツ練習していきたいと思います。

2010年2月2日火曜日

フィジカルチェック対決

 土日はトップアスリート育成事業のため、タクローと共に愛知県に出張していました。県内の中高生アスリート7人に『フィジカルチェック』を受けさせるため、スポーツ医・科学研究所を訪れました。

 実験室にはバイオデックスやフォースプレート、トレッドミルなど、見覚えのある器材がたくさんあり、見ているだけでワクワクしてきました。子どもたちの測定が始まると、ワクワクは最高潮!!じっとしていられなくなって、私もついでにフィジカルチェックをしてもらうことになりました。もちろんタクローもアスリート魂に火がついてしまい参戦。
 体力測定・身体計測をすることで自分自身の身体能力を知ったり、課題を見つけるのが本来の目的なのですが、負けず嫌いのタクロー、終始私に敵意むき出しでした。誰よりもいい結果を出そうと、生徒より私とタクローが一番燃えていました。ジャンケンでさえいつも命懸けで挑んでくるタクロー。スポーツともなれば鬼の形相で挑んでくるのは当たり前。男性スタッフは「女の戦いは怖い。」とドン引きしていましたが、私達こんなの日常茶飯事です。
 
 測定のおかげで、アスリートとしての課題が色々と見えてきました。
 カヌーでも、スタートダッシュからミドルにつなぐ時がとても苦しくて、ガクンとペースダウンしてしまうのですが、自転車エルゴメーターを使った測定でもそれが顕著に現れました。一方、競輪選手並みの太ももをもつタクローは、自転車を漕ぐパワーが凄まじく、ペダルが折れそうでした。あの太ももは伊達じゃなかったです。流石ですね。

 カヌーをしているおかげで、体幹筋力(写真↓)は半端なくついていました。
 どの測定機も、背の低い私は短足使用にしてギリギリ足が届く感じだったんですが、測定機を調節する度に、「長尾さんやったら足届かんから測定でけへんなぁ。」とタクローは口癖のように失礼なことをつぶやいていました。そんなタクローも私より身長が10cmほど高いくせに、実は同じ短足使用だったので、体協コーディネーター3人、仲良く全員短足ということが今回判明致しました☆

 そして恐怖の体重測定。ガーン、10月から3kgも太っておりました。国体が終わってから食べまくってたもんな~。水中体重測定の体脂肪率は精度が高いんですが、アスリート並みだったのでちょっと安心。でも3kg太った分は元に戻さないと…。
↑初公開。出会って2日目で長尾師匠から「広くないですか?!」って失礼な指摘を受けた噂の広い背中(笑)。息を吐ききって潜るのが辛かったです。でも、常日頃カヌーで沈して溺れているから慣れっこです♡