2010年2月26日金曜日

何事もノリと勢い

 今週はとっても暖かいですね。昨日は鷲敷の川で練習したのですが、沈しても平気でした。全然寒くない☆ロールも失敗しなくなったし、起き上がるのも素早くなってきました。だから流れに対する恐怖心も少しずつとれてきました。

 スラロームは激流の中のゲートを順番に通過していく競技。ボートコントロールができないと話になりません。そして、今の私は話にならないレベルです。
 そこで昨日は、ウェーブ(波)を利用して漕ぎのぼる練習をしました。これが本当に難しい。水の力はすごくって、パワーだけでは上流に漕ぎのぼれないんです。また、上手くウェーブにのらないと、艇先が下を向いてしまって、一気に下流に流されてしまうんです。

 長尾師匠が見本を見せたり、口で説明したり、一生懸命教えてくれるのですが、言われたことが一つもできなくて、イライライライラ・・・。でも、何度もチャレンジして、一度だけ漕ぎのぼることができました☆もちろん、ウェーブなんか全く無視。パワーと根性で無理矢理。それでものぼれるようになっただけ進歩ですよね?!長尾師匠は産卵期の鮭のように簡単に漕ぎのぼるのですが、それは流れを利用できているから。私も無駄な体力を使わないでのぼれるようになりたいです。

 さて、先日、以前勤めていた職場の上司から一通のメールが届きました。『待ちに待った綱引大会のお知らせです。・・・・綱を引きに来てください。』って、全然待ちに待ってないんですけどぉ~?!
 でも、フットワークの軽さが取り柄の私。高田純次ばりの適当さで有名な私のことです。もちろん答えはyesです。というわけで、マラソンだけでは飽き足らず、またまた勢いだけで『Tug of War』に挑戦することになりました。

 そして、私だけではありません。長尾師匠にタクロー、体協コーディネーターはノリと勢いだけで生きる生物。なのでもちろん彼らも参戦です。北京オリンピック代表の長尾師匠、フェンシング元ナショナルチームのタクロー。他にも現役自衛隊、元国体選手のラガーマン、そしてエプロンが誰よりも似合う主婦の私。あてにしていた元力士が参加できないことと、ヒョロヒョロの男子(タクローの知人)が加わってしまったことを除けば、なかなかのメンバーだと思います。でも、ヒョロヒョロの男子は意外にも私たちの助けになりそうです。彼は私たち体育バカとは違って超高学歴なのです。ID綱引ができるじゃないですか!!頼むよヒョロヒョロ君!!

 決戦の日は3月7日。私が以前勤めていた体育館が主催する『ASPFスマイルカップ綱引選手権大会』(兵庫県尼崎市)です。

 いつものことですが、体協コーディネーターは勝負事は何でも命がけで取り組みます。みんなド素人のくせに、綱引がどんなものか見たこともないくせに、恐れ多くもマジで優勝狙っています。(←勝負事になるとマイナス思考な私。心の中では『1勝できたらいいかな・・・』と思っていますが、みんなの前では言えません。)
 とにかく、ぶっつけ本番で優勝目指して頑張ろうと思います。

 オリンピックは当然ウエアをきて応援でしょ!?先日、長尾師匠に貸したのですが、Sサイズの私のズボン、ピッタリだったそうです。身長20cmも違うのにフシギダナ~。

2010年2月24日水曜日

負けるな!!

 日曜日にフルマラソンを走ったせいで、未だに筋肉痛を引きずっています。
 弟子の私がマラソンで地獄を味わっている最中、長尾師匠はのんきに旅行に出かけていたそうです。師匠のくせに・・・。同じ苦しみを味わってこそ師匠。来年は勝手にエントリーしといてやろうと思います。
 でも、お土産を買ってきてくれました。「これで旦那さんのご飯でもよそってあげてください。」って、デカすぎじゃないかい?こんなもんでよそってたら食費なんぼあっても足りんわっ!!
 『負けるな仁美!!』いい言葉ですね。自分に負けないよう、これからも精進して参ります。
 これをくれた師匠はと言うと、またもや体調不良。すでに病気に負けております。年始からことごとく病気になっているので、マスク姿も違和感なく、むしろ似合ってきています。『お前が負けるな!!(この軟弱ヤロー!!)』と書いて返してあげたいくらいです。

 おかげで体協事務所は風邪が蔓延していて、無敵のタクローまでもが風邪気味です。夜釣りに出かけて身体が冷えたみたいですが、食いしん坊だから夜中にお腹が減ってきて、それで魚を獲りにいったんだと思います。『釣り』じゃなくて、クジラみたいに口を大っきく開けて泳ぎ回ったんだと思います。それで風邪ひいたんですね、多分(笑)。

 そんなわけで只今、事務所は病人パラダイス。にも関わらず、私は何故か元気モリモリです。『アホは風邪ひかん』と言いますが、ひいてるのに気づかないアホもいるそうです。私はどっちだろう・・・。どっちにしろ『アホ』は確定?

 さて、今日は某テレビ局から「ブログを見た。」って電話がかかってきました。アホなことばっかり書いているのでクレームの電話かと思ってちょっと焦りましたが、色々とカヌーについて質問を受け、最後に「なぜ頑張れるのか?」「目標は?」と聞かれました。色々な想いがあって一言では上手く説明できませんでした。まだカヌーを始めたばっかりなので、マスコミ受けしそうな『日本一目指してます』的なおっきなことも言えませんでした。なので、きっと取材はボツでしょう(笑)。

 でも、遊びじゃないです。それだけは断言できます。楽しむという理由だけで、毎日40~50km先にある鷲敷まで通えません。色々な時間を犠牲にしています。家族にも迷惑をかけています。師匠だって真剣に教えてくれる。だからやるからには本気です。目指しているのは“高み“です。周囲よりひとつ高いトコロ。先は長いけど・・・。

 最近のマイブーム。SEAMOの『Continue』という曲。なぜ頑張り続けるのか?なぜいい歳ぶっこいて今さら挑戦するのか?私の気持ちを全部代弁してくれています。そして自分を励ましてくれる、そんな曲です。
 ついでに『MOTHER』も好きです。自分のおかんとダブって、ジ~ンとくる曲です。『朝7時に起こすよう頼んでおきながら、起こしにきたら寝ぼけて「うるせぇ」と言ってしまう』くだりとか、学生時代の自分と同じ。私の場合は怒鳴った後、さらに二度寝して「もぅ。なんで起こしてくれへんかったん?!」と逆切れしていたような・・・。
 

2010年2月22日月曜日

祝☆フルマラソン完走

   なんとなんと、昨日は徳島県海陽町で開催された、究極の清流海部川風流(フル)マラソン、走ってきましたーっ☆

 気が向いた時に10キロ程のラントレをしているのはブログでも報告していたと思います。当初から、飽き症なのでそのうちラントレも辞めてしまうと悟っていました。そこで、目標をつくったら継続するだろうと考えたわけです。で、勢いでフルマラソンにエントリーしてしまったんですね。ホント、勢いだけで・・・。完走出来る自信がこれっぽっちもなかったので極秘にしておりました。

 12月、1月と張り切って走りまくっていたのですが、2月には早くも走ることに飽きてしまい・・・、なんと2月は2回ほど走っただけ。どんだけ飽き症やねん!!目標を設定した意味nothing!!
 この練習量、非常にヤバい。しかも、纏足(てんそく)ばりに just size なシューズは、履いた瞬間から痺れてくるのに、カヌーばっかりしていたせいで買いかえる暇もなく・・・。
 それでも、参加料を無駄にはするまいという貧乏人根性に後押しされ、歩いてゴールしたらいいやと気楽に参加してきました。これぞ日本人に足りないハングリー精神ですっ!!

 私は限りなく最後尾のファンランナー集団、Fブロックからのスタートでした。西宮戎の福男のような熾烈な場所取りがあるのかと思っていたので拍子抜けしましたが、アミノバリューとヴァームの合わせ技で気休めを行い、いざ出陣。

 スタートから5km程でCブロックの人達に追いつき、その後も調子よく6分/kmペースで走っていきました。沿道の小学生達とハイタッチを交わしたり、給水所のドリンクを走りながら飲んだり、『やってみたかったこと』ができて大満足。「あとはラストスパートでサングラスを投げ捨てるだけやな。」とか、「谷口選手の名言『靴、脱げちゃいました。』も言ってみたいな。」とか、余裕のあるうちは色々と考えておりました。

 妄想しているとあっという間に13kmを過ぎ、早くも未知の領域に突入。このコースはアップダウンが激しくて17km付近から気持ちが折れてきました。それでもなんとか踏ん張り、20kmを2時間足らずで走ったのですが、その後ズルズルと失速。「これか?!」と思いました。普通30km過ぎで来るといわれる山場が、練習不足の私に早くも襲いかかってきました。

 ここから地獄の始まり。もう、景色を楽しむ余裕もなく、給水所を出た途端、次の給水所が何km先か気になるくらい。僅かな楽しみはエイドを補給すること。金柑甘露煮・チョコ・パン・氷砂糖・塩・梅干し・レモン・地鶏卵スープ・ういろう。食いしん坊の私は次々と補給し続けてしまい、スパッツのゴムが腹に食い込むのを感じ出しました。「苦しい・・。」もうこうなったら、今流行りの腰パンです。日本代表じゃあるまいし、誰にも文句は言わせない!!スパッツの上に腹肉がのるようにずらしちゃいました(笑)。食べ過ぎたのは「反省してま~す♡」 

 ペース配分を全く分っていなかった私。半分を過ぎてから筋疲労が激しくて、足がもげそうでした。何度も立ち止まってストレッチ。前を伸ばせば後ろが攣るし、どうしようもなかったです。もうラスト10kmが長くて痛くて、走りたくても足が前に出ない。目標は5時間だったので歩いてもよかったのですが、フツフツと込み上げてくるものがあり、歩くより遅いスピードでも走ろうと決心、なんとか完走しました。
 結果はネットタイム4時間32分30秒でした。もう少し頑張ってたら30分切れたので悔しいです。途中苦しすぎて、エントリーしたことを後悔しましたが、走り終わった時は達成感でいっぱいで、挑戦して良かったと思いました。こんなに自分を追い込んだことがない。終わった瞬間、気が抜けて節々が痛みだし、生まれたての子羊みたいにヨロヨロになり立てませんでした。 勢いだけで参加してはダメだと実感。せめてハーフは走っておくべきだと思いました。

 沿道では阿波踊りや和太鼓のパフォーマンス、学校ぐるみで旗を振って応援してくれる生徒達、42.195kmどこを走っていても住民総出で応援してくれていて、すごく元気づけられる、そして心温まる大会でした。お米やマグロの煮物?などの地産商品やTシャツなど、参加賞も盛り沢山!!おすすめの大会です☆
↑ゴールした後にいただいた伊勢エビの味噌汁も最高!!