2009年11月6日金曜日

孤独と共に

 昨日はため池(↑写真)でこっそり自主練習をしてきました。みんなと一緒の時は、色々考えながらやるものの、ついていくだけで精一杯になってしまって、ついつい同じミスを犯してしまいます。だから昨日は、いつも注意されることを逐一思い出しながら、自分のペースで基礎練習を行いました。

 人けも少なく、自分の漕いでいる水しぶきの音しかきこえてこない暗闇の中での練習はとっても孤独で、気を紛らわすため、ついついひとりごとが増えます。一本漕いでは、「あっ、今のはもっとここで〇〇しないとあかんかったのに。」と反省を述べ、そんな自分に対して「ハイ!」と元気よく返事。いつの間にか一人二役やってました。だんだんそれも板についてきて、練習終盤には「今のは入り方はよかったのにその後の・・・。」とか、「今のはうまい!」とか、長尾師匠のよく言うセリフをマネして言ってました。もちろん標準語で。そして、「ハハハ。今のターンより師匠のモノマネの方が上手かった?」って一人でウケてみては、その直後にズド~ンと虚しさを感じていました。
 海開き(海水浴)、焼き肉、もんじゃ焼き。何でも独りでやってしまうタクローは、本当に強靭な心臓の持ち主だと尊敬してしまいます。でもひとりで海開きして楽しいのかな??ガツガツ泳いだ後は、自分で自分を砂浜に埋め、「右手がどうしても埋まらんわ~。」と悔しがり、1人ででっかい山を作った後は、山崩しゲームをして「うゎ~負けたぁ~、自分に。な~んつって・・・。」とか言ってるんでしょうか(笑)。
 とにかく、私も自分のために練習してるんだから、孤独に打ち勝たないとダメですよね。タクローを見習って、心身共にたくましく、おまけに美しくなろうと思います。

 カヌーの後は、阿南市内の敬修館にお邪魔しました。以前ブログでも紹介しましたが、好奇心旺盛な長尾師匠が通っている柔道教室です。子どもたちやその母親がたくさん。みなさん一生懸命練習されていました。
 小学生と侮ってはいけませんでした。気合も十分で、すごく力が強いんです!!打ち込みを受けたのですが、子どもはちっちゃいから、私の胸に子どもの頭突きがクリーンヒットするんです。「オェッ。そこ急所なんでずげどぉ・・・。」と思いながらも頑張ってる子どもを見て耐え抜きました。何度息が止まったことか(笑)別の子どもの場合も、釣り手(襟を持つ手)が私の喉にクリーンヒット!「相撲ののど輪ってこんな感じでぐるじいの(苦しいの)?」なんて思いながら必死で耐えました。「1・2・3・・・」と打ち込みの回数をカウントしてあげながら、私の中では「あと9回耐えよう・あと8回耐えよう・・・」とカウントダウンしていました(笑)次は喉を鍛えてから行こうと思います。
 でも、本当にみんな楽しそうで、強かったです。未来のオリンピック選手がここから育つかもしれませんね。そう、私はジュニア育成のコーディネーターとして体協に勤めているんですよ☆(プライベートでしたが)、今回子どもたちの練習に立ち会えたことを嬉しく思います。また練習に参加しま~す。

 子どもの相手をした後は、成人男子の胸を借りて私の練習。投げたけど投げられた~、悔しい。でも、柔道は色んな筋肉を使うのですごくいいトレーニングになります。また懲りずに顔を出したいと思いま~す。

2009年11月5日木曜日

重い・・・。

 試合後お休みしていたので、昨日は2日振りの練習でした。夜はやっぱり寒くって、まだ11月なのにくじけてしまいそうです。でもせっかく鷲敷まで来たんだから頑張らなくてはっ!と気合を入れて練習に参加したのですが・・・。

 なんだか身体がだるくって、重くって、筋肉が張って力が入らなくて、全然漕げませんでした。筋肉痛のだるさもないのに、何なんでしょうこの身体の動かなさは?今もズド~ンって背中全体が重い感じがします。
 国体前にワイルドの練習をしていた時も、1本目から大きな筋肉を使って漕げていなくて、それ以降は肩がパンパンになって漕げないってことはあったのですが、なんだかその時とも違う感じでした。漕ぐ前から「あれ?身体が動かない。肩甲骨が回らない。」って感じていて、まるで子泣き爺にでもとりつかれた感じでした。とりつかれたことないのでどんな感じか知りませんが、まあ、そんな感じです、多分。ちなみに、子泣き爺は徳島県三好市が伝承の発祥地だそうです。

 ビタミン不足かな?とも思うんですが、最近少し自炊も始めて、栄養バランスもしっかり考えていたところなのに。でも、主婦業を放棄してしまったおかげで腕が鈍っていて、包丁で手を切るばかりか、最近作るものはどれも不味いんです。水の分量を間違ったのか、「米立ちすぎっ!」ってくらいカタイ白米が炊きあがったり、途中自分で何が作りたいのかワケが分からなくなってきて、見た目はクリーム系パスタ、でも食べたらぺペロンチーノの味がする新種の食べ物を開発してしまったり、そしてどうしようもなくなった時は、スダチをかけてごまかしてビールと共に一気に飲み干す、と身体に悪そうな料理ばかり食べています。
 こんなことでは体力がつきませんねっ。頑張って料理の腕も上げていきたいと思います。

 今日は先日の桃太郎杯の写真をアップしたいと思います。長尾師匠が激写してくれたのですが、色んな競技を巡るうちにだんだん腕を上げてきたようです。ド素人カナディアンなのに、ガッツリ漕げているように撮ってくれていました!!
↑これがうまく漕げないクロス(左側)の漕ぎ。ムツカシイのです。
↑こっちは右漕ぎの私にとってはやりやすい方(右側を漕ぐ)。

2009年11月4日水曜日

イチブンノイチ

 週末に桃太郎杯に行ってきました。長尾師匠も弟子の漕げなさっぷりを冷やかしに、そしてあわよくば沈した時の落武者顔を拝みにと、私について来てくれました。

 私の道案内で岡山に向かったのですが、長尾師匠はどうも迷子癖のある私を信用していないようで、「ホントに大丈夫ですか?ナビ通りに行きましょうよぉ。」とナビを無視して裏ルートをいこうとする私に何度も問いかけ、小動物のように怯え続けていました。でも私だってやる時はやるのです!しっかり予習をしたので迷うことなく到着しました裏ルートで。スバラシイ。

 会場に着いてびっくりしたのが参加者の数とその年齢。これでも例年よりは少なくなったそうですが、100人程いました。小学生やシニア、障害者など、この大会は誰でも気軽に参加できる大会とあって、カヌー愛好家の人達が多数参加されていました。河川敷の駐車場にはテントがいくつも設営されていて、キャンプ(野宿)をしつつカヌーも楽しむといったスタイルで、みなさんアウトドアスポーツを楽しんでおられました。
 ちなみに私は格安ビジネスホテルに宿泊。部屋が狭すぎて冷蔵庫の扉がほとんど開かなかったこと(←どうやって使うんだ?)、オートロックの鍵に見事に締め出されてしまったこと(←お決まりのように毎回やってしまう。)、サウナはあるが水風呂がなくて体温の上昇を食い止められなかったこと(阪神の金本がやってる火の前の荒修行かっ?!)以外は問題なく快適に過ごせました。ホテルの無料夜ごはんはレトルトであることを堂々と見せつけて調理していましたが・・・、あまりの惜しみないオープンさに笑ってしまいました。ちょっとくらい隠してよ(笑)。でも、普通においしかったです。

 さて、試合当日は朝の6時から7時が公式練習。って早すぎっ!!私たちも無料朝食を食べる暇もなくホテルを出発し(結構気に入ってたのになぁ、レトルトの味。)、ゲートがどこにあるかも見えない暗闇で乗艇準備。「何が嬉しくてこんな夜明け前から・・・。」とカヌーを浮かべる自分に疑問を持ちつつ、「夜練だと思えばいいんですよ。」と師匠に言われて「あっ、そっかぁ!」と意味不明な納得をして練習開始。そして朝9時前にはレース1本目を漕ぎ終えていました。桃太郎杯名物、驚異のタイムスケジュールです。

  さて、試合の結果ですが、優勝しました☆というか、カナディアン女子1人だったんで当たり前なんですが、ハッハッハ。でも、沈せず、不通過せず完漕することができました☆瀬もなくさらさら~って流れているだけだし、パドルが刺さるぐらい浅かったので、これまた当たり前なんですが・・・。でもホッとしています。試合前、長尾師匠から優し~い眼差しで「不通過したら連れて帰りません。」と言い放たれていたので。そして私は見逃しませんでした、その奥にある冷たい視線を。だから全部通過できて何よりでした。

 しかし、課題だらけで手放しでは喜んでいられません。一緒に参戦した徳島県勢(カヤック)の中ではビリでした。いざ試合となると、練習で教えてもらった動きなんて全くできなくて・・・、それはつまりまだ身についていないということですよね。自然と身体が動くようになるぐらい反復練習が必要です。
 特に最近冷え込みがきつくて、モチベーションを維持するのも大変なんですが、11月末には今年最後の大会となるはずの徳島のローカル大会があります。だからそれに向けて頑張らなくてわっ!!

 私が勝手にライバル視している那賀高校一年生カナディアン。私がワイルドの練習に没頭している隙にぐんぐん上達し、激流でも完漕できるほどになっているそうです。(私はまだまだ川に出れません。)しかもこの男の子、実は私見たこともなくって、これまた想像というか、お得意の妄想で何の根拠もなく「色白、ぽっちゃり系、運動経験・やる気共になし。好きな食べ物カレー。冬は練習をせずに冬眠するはず。」と勝手に決めつけていたのですが(ゴメン)、聞くところによると結構いいガタイをしていて、やる気も満々だとか。そんなできる子だったとは・・・って「ライバル視する前にどんな子かリサーチしとけ!」ですって?まあ、とにかく、はやくこの差を縮めなくてはと焦ってしまいますが、焦らずまずは静水でまともに漕げるように、教えられたことを一つずつ自分のものにしていきたいと思います。
 あ~、ライバルのハードル高そうだから別の人に変えよっかな~。やる気のない人大募集(笑)

↑優勝してゲットした賞品。タクローが言うように、ローカルな大会とかの方が素敵な賞品をいっぱいくれるんですね。1つで900g以上もある巨大な高級梨でした。

↑ここが試合会場。沈しようのない川でしょ?浅すぎてパドルがガツガツ底にあたるので、また折れないかとビビりながら漕ぎました。