2010年4月6日火曜日

追いつけ追い越せ

 すっかり春っぽくなってきましたね。鷲敷のため池の周りに咲いている桜も満開。桜吹雪がとってもきれいです。こんな暖かい日はカヌーしなきゃもったいない。代休を利用して午前中に練習、午後から仕事というのが私の調子が出る練習スタイル。昨日も朝から鷲敷に出かけると、ため池では一足早く那賀高校のカヌー部が練習をしていました。コース練習(タイムトライアル)をすると言うので、一緒に参加させてもらいました。

 『私ったら、この子達の倍も長生き。高校生から見たら32歳の私なんて、もはやオバハンでしかないんだろうなぁ~。むしろオッサン?』なんてくだらないことを考えながらも、オバハンの意地を見せ、一生懸命練習についていきました。

 私と同じカナディアンの選手は1年生に1人いるだけです。(他はカヤック。)彼とは以前に一度、一緒に夜練したことがあったのですが、それっきり会わずじまい。
 那賀高生はスラローム競技と並行して、スプリント競技(←私が大学生の時にやっていたカヌー競技)の練習にも取り組んでいます。どちらかというと、カヌー部としては高校総体種目であるスプリント競技がメインになっているようです。だから、『夜練来ないしスラロームは辞めちゃったのかな?』と思っていたのですが、昨日は彼を含め4人の高校生が朝からスラロームの練習をしていました。

 カナディアンの一年生というのは、私が勝手にライバル視している子です。
 以前(11月頃?)に一緒に夜練した時、短いコースでも5秒も差をつけられていたんです。私は昨年6月からカヌーを始めたのですが、国体が終わる10月まではワイルド競技に専念していたんです。その間に彼は腕を磨いていたようで、私がスラロームを始めた時にはこんなにも差が開いていたんです。同じ初心者なのにすごくショックでした。で、『絶対追いついてやろう。』と一方的にライバル視していたわけです。

 昨日は30~40秒程度のショートコースでタイムトライアル。なんと、彼とのタイム差がなくなりましたっ!!彼と私は1秒ほど勝ったり負けたりの互角。1秒なんて誤差の範囲です。彼が本気だったかどうかは知りませんが、以前は一度たりとも彼のタイムを上回ることができなかったんだから、それを考えると少しは追いついてきたのかなと思います。でも、これはあくまでも静水での話。流れのある川に出るとたちまち漕げなくなる私。川で漕いでぶっちぎりで勝てるようになるまでは喜べませんネ。

 ターンも素早くできないし、直進も遅いし、すぐ沈するし、コース間違うし、まだまだ課題が山積みで、他人より進歩の遅い私ですが、どんな川でも下れるようになりたいし、試合で誰かに勝ってもみたい。だからこれからも練習頑張りまーす!! 
 「た~らこ~♪た~らこ~♪」思わず歌ってしまいたくなるような寝袋を買いました。これでどこへでも遠征できる♡
 規格外なでかさの旦那は、縦も横も小さすぎて明らかに使えなさそう。でも、それを言われて悔しかったのか、私が見ていない隙に何やらモゾモゾはじめました。そして、次の瞬間、「ちょっと来て!!助けて。出られへん。チャック開けてくれっ!!」って叫び声が。うちの旦那はボストンバックに入る中国の気功師か?!足を曲げ、息をとめ、小さくなって、無理矢理入ってみたものの、手が動かせなくなって出れなくなったそうです(笑)。

2010年4月5日月曜日

新師匠はヤングマン

 3月はバタバタしていましたが、4月になり、ようやくいつもの練習ペースを取り戻しました。
 
 金曜は21歳ピチピチの若旦那(←ひげが生えてるのでたった今、勝手にあだ名付けました。)と、ピチピチじゃないけど私より若い24歳の武ちゃんマンの3人で夜練しました。長尾師匠が去ってしまった今、練習仲間みんなが私の師匠です。「なんかおかしい。」「もっとこんな感じで・・・。」2人が私の漕ぎを見て、色々と教えてくれます。2人のアドバイスはとても的確で、『あっ、確かに私そうしてた!それじゃダメなのか?!』と気づかされます。自分ではできているつもりでも、できていなかったりするので、こうやって客観的に見て教えてくれるのは本当にありがたいことですね。

 そして土曜は、offにしようとしていた武ちゃんマンを半ば強引に誘いだし、ため池で練習しました。以前は練習会のある水・金・日の週3日しか顔を合せなかった武ちゃんマンですが、最近はカヌー以外の用事もあり、やたらと頻繁に会っています。「長尾さんの次は武ちゃんマンか・・・。私達、キモイぐらい毎日会ってるよな。もう見飽きたわ。」と言うと、武ちゃんマンから「僕もです。ヒトミさんの旦那さんの寝顔まで見飽きました。」と言われました(笑)。武ちゃんマンが用事で家に来る時、いつも旦那がトドのように横たわって爆睡してるんです(笑)。

 さて、日曜日は21歳ピチピチの若旦那と2人で川下り。若旦那は沈したことがバレないくらい、とにかくロールが早い“ロールの達人”なんですが、私が沈してロールした時、そんな若旦那に「今のは早かった☆」ってお褒めの言葉をいただきました。
 その後、とどろの瀬でも沈しました。さっきみたいに素早くロールを決めたかったのですが、波にもまれてパドルをセットポジションにもってこれない・・・。こうなったら息継ぎ作戦です。波にもまれている間は無理矢理顔だけ出して息継ぎ、穏やかな所まで流れ着いたらロールする作戦です。波がすごくて、水を飲みながらも2度、3度と息継ぎをして、なんとか最後にロール。何秒間水中にいたことか・・・。
 私の息継ぎ、ジタバタもがいて溺れているように見えるようで、若旦那が慌てて救助に来てくれていました。『あ、そっかぁ。この妙技、いつも練習見てくれていた長尾師匠しか知らないんだ。』なんて思いながら、「へへへ、大丈夫やで。溺れたんじゃなくて、今の息継ぎやから、イキツギ。」と言ってのけた私ですが、若旦那の反応、明らかに『息継ぎする余裕があるならさっさとロールしろよ、人騒がせな。』という想いアリアリの愛想笑いでした(笑)。

 というわけで、私の新しい師匠達はみんなヤングマンでございます。。「このオバハンには何を言ってもムダ。」と愛想尽かされないように、言われたことを改善できるように、これからも練習に励みたいと思います。

2010年4月1日木曜日

メタボな鯉

 突然ですが、私お腹に赤ちゃんができました☆だから、カヌーはできません。

 ガハハ。早速ですが、エイプリルフールなのでお決まりの大ウソついてみました。赤ちゃんも欲しいけど、カヌーもしたいので、まだまだ今年度もカヌーをしますよっ!! 

 昨日、9日振りに練習しました。カヌーだけでなく、運動自体していなかったのですごく身体が重く感じました。久しぶりの練習はひとりでため池。

 風が強いなぁとか思いながら艇を池に浮かべようとした時、出会いました。池の主に!!
 以前練習していた時、池の底に赤い巨大な魚を見た気がしたんです。でもそれが常識外れな大きさだったので、何かが水面に反射して魚に見えただけかな~と思っていたんですね。それが昨日、私を待っていたかのように、艇乗り場でじっ~としていました。ハマチよりでかくって(60cm以上?)、ブリぐらいあったと思います。

 船乗り場からゲート練習する所まで数十メートル離れているのですが、練習していると、また寄ってきました。近寄っても逃げないし、ひとりで寂しそうだし、なんだかこのメタボリックな鯉に愛着がわいてきたので、命名してあげることにしたんです。
 鷲敷くん、おコイさん、ジョニー。それとも規格外なでかさが同じだから旦那の名前にしようか?色々考えたのですが、どれもこれもしっくりこないし面白くない。そしてひらめきました。
 鷲敷のため池在住・・・。カヌーしたそうに寄ってくる・・・。あっ!メタボ鯉は長尾師匠の分身?ということで、決めました☆その名は“ナガオ”です。
 というわけで、自主練の時はナガオと一緒に頑張ろうと思います。

 さて、気がつけば新年度。今シーズンもいよいよスタートです。予定では4月に鳥取で行われる試合に出る予定です。ってもう4月だし・・・。全然練習できていなくて焦ります。

 同じくここ1、2週間ほど練習ができていない元ナショナルチーム、フェンシング選手のタクローに「練習できなくても焦らへんの?」と聞いてみました。やはり昔は毎日練習しなければという焦りがあったそうです。でも今は、限られた練習時間でいかに技術を磨くか、考えながらやっているから焦らないとのこと。つまり量より質ってことですね!?
 普通に働いている以上、学生やプロのように、毎日練習するのは不可能です。この現実は焦ったところで変えられない。だからこそ、短時間でも上達するように、しっかり頭を使って練習しなければいけませんね!
 とは言うものの、もっと上達したいし、一刻も早くみんなに追いつきたいし、やっぱり焦るなぁ。タクローのようなレベルの選手ならまだしも、初心者が上達するためには、やっぱり練習量や経験を多く積むことも重要ですから。
 まぁ、でも気長にやっていきたいと思います。だってまだスラローム歴たったの半年。そんなすぐには上達しないですよね。先は長いっ!!